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学習ノート −全身清拭−

(資料1)
《科学的認議》
科学には自然科学と社会科学がある。自然科学では従来、実験や観察といった資料を集約する方向に、より関心や努力がはらわれてきた。社会科学は限られた事実をもとに、より理論的に分析・解釈する方向が追求された。しかし、現在は社会科学においても、測定や計量的な計算や現地調査・分析手法の新たな活用も取り入れられている。
《科学的認議の条件》
1)再現性〜同一条件が揃えば、必ず同様の結果が何回でも繰り返し得られる。その結果、法則性や一般性といったことが可能となる。
2)合理性があり、客観性を傍えている。
3)論理性が備わっている。
1. 石鹸の有効性と皮膚一の状態及び洗浄調の選択について
石鹸の作用
?@洗浄作用
?A殺菌作用
?B角質溶解作用
1)石鹸は有効なのか!
石鹸の主成分は、油脂に苛性ソーダを働かして作った脂肪護酸ソーダである。石鹸を水に溶かすと、ソーダを遊離してアルカリ性になる。
(PH10.3〜10.5以上)その時、洗浄作用を発揮するのは陰イオンの脂肪酸のほうであり、油を含む汚れを皮膚の表面から水の中に浮かして落とすので、皮膚の汚れを落とすには有効である。
汚れには石鹸が一番、洗浄効果が高い。
2)乾燥肌に使用して良いのか!
石鹸は水に溶けてアルカリ性になる皮膚表面にはアルカリ中和能があり、触れただけでは害は起こさない。

 

 

 

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